ゲーミングパソコンには必ずと言ってよいほどグラフィックボード(グラボ)が搭載されています。
ゲームを快適に動作させたり、ノンストレスでプレイするためにグラフィックボードの性能が必要だからです。もしグラボ非搭載のパソコンや、貧弱なパーツを選んでしまうとゲームがカクついたり、そもそも動かないといったことになってしまいます。そんなのパソコンを買う意味がないですよね?
ところが、そもそもグラフィックボードに縁がなかったユーザーからすると、どんなパーツを選べば良いのかわかりません。そこで、グラフィックボードについて理解しやすいように細かく解説していきます。この記事を読み終えるころには「選び方が理解できた」となれば幸いです。
CPU内臓のグラフィックでは太刀打ちできない
グラフィックボードは映像処理を担当するパーツです。ゲームや3DCGなどは、膨大なデータ処理を行わないといけないため、一般的なパソコンでは対応が追いつきません。そこで専用の演算ユニットを搭載するというわけです。
一応CPUにもそれにあたる機能が備わっているのですが、ゲームを快適に動作させるほど高性能ではありません。それほど今のゲームというのはスペックを求められるようになってきています。
オンボードとも呼ばれていますが、使えるのは写真の閲覧、動画コンテンツの視聴、ゲームはかなり古いものかブラウザゲームに限られるでしょう。本格的な写真編集や、動画編集、3Dオンラインゲームは厳しいと言わざるを得ません。
そのためオンボードよりもはるかに高性能な独立グラフィックボードが必須になります。他にもグラフィックカード、GPU、ビデオカードと言うこともあります。ゲームだけでなくクリエイト系の作業をしたいなら、そちらにも照準を合わせてパーツを選ぶ必要が出てきます。
まずはゲームの推奨スペックを確認して、基準を超えることを意識しましょう!
グラフィックボードの選び方
グラフィックボードの選び方の目安としては、以下のような点に着目すれば良いと思います。
ポイント
- 映像の美麗さにどこまでこだわるか
- ゲームで秒間フレーム(60fps)を達成できるか
- プレイするゲームの要求を満たしているか
- 予算内にあてはまるか
- ゲーム以外の用途でも使うか
グラフィックボードにも様々な要素があります。例えばメーカー、世代、型番、価格、メモリ容量、消費電力、ファン搭載の有無、サイズなどです。
すべての要素を見極めて選ぶことは困難なので、型番と世代を中心に見ていけば大きな失敗はしません。ゲームは年々進化していきますので、予算の中で最も高性能なパーツを選ぶようにしてください。理想は必要となるスペックの一回りくらい上のものを選ぶことです。
ちなみにグラフィックボードは後から追加もできますが、あまりおすすめはしません。僕が初心者のころ「後から追加しようと思ったらサイズが合わずに入らなかった」といった経験があるからです。
最初から搭載されているのもであれば、サイズが合わないなんてことは起きません。そしてパーツを追加するということは消費電力も上がるということなので、電源容量も大きなパーツが必要になります。電力不足になればパソコンが不調をきたしますし、パソコンの寿命も短くなってしまいかねません。
そうした不安要素をなくすためにも、最初からグラフィックボードが搭載されたパソコンを選ぶようにしてください。そもそもしっかりした設計で組まれているものなら、不調をきたすことなく安心して使い続けられます。さらにプレイしたいゲームの推奨モデルをうたっているなら完璧です。
グラボの型番や世代とは?
グラフィックボードも例にもれず、最新であればあるほど高性能です。旧モデルを選ぶのはコスパ的にも悪すぎるので、メリットがありません。それを見極めるには、パーツが発売された時期を確認するのがベストです。
あわせてベンチマークも確認すればパーフェクトですね。まず失敗は起こらないはずです。
NVIDIAのGeForceで解説していきます。まずは型番を確認しましょう。
- GTX1060
- GTX1660Ti
- RTX2060
- RTX2060SUPER
一見似たような数字が並んでいてどれが良いパーツなのかわかりません。それだけ型番も複雑化しているのが最近のグラフィックボード事情です。もはやパーツが細分化しすぎて、4桁で名前をつけることに限界がきているんでしょうね。
型番の見方 | |||
種類 | RTX>GTX>GTS | 左にいくほど高性能 | |
世代 | 2000>1000>900以前 | 4桁の数字が世代を表す | |
グレード | 80>70>60>50>30 | 2桁の数字がグレードを表す。80-70がハイエンド、60がミドル、50以下はエントリーに相当 | |
アップグレード | SUPERやTi | 無印版に比べて高性能。SUPERはグレードの垣根を越えてしまうくらい性能差がある |
GTXやRTXは、グラボの「クラス」のようなものです。RTXシリーズは最新のレイトレーシング技術に対応しており、よりリアルな映像体験をもたらしてくれます。もちろん性能もGTXの同ラインと比較しても高性能です。
「Ti」「SUPER」がつくものはブラッシュアップして販売されているパーツなので、この有無で性能にかなり違いが出ます。Max-Qがつくモデルは省電力タイプなので若干性能が落ちます。
世代はこれまで900番、1000番と順調に重ねてきたのですが、ここにきてRTXシリーズの2000番台が割り込んできています。他にもGTX1660Tiが出てきたりと過去の見分け方が通用しなくなってきています。僕が初心者なら「今から理解しろ」と言われてもきっと無理だと思います(笑)
なので性能を見極めるならベンチマークを見るクセをつけましょう。他にもゲームを動作させて計測した実測値を参考にするのが堅実と言えます。
グラボのメーカーはNVIDIAとAMD
グラフィックボードの2大メーカーは、「NVIDIA GeForceシリーズ」と「AMD Radeonシリーズ」です。シェアでいうとGeForceシリーズが圧倒的で、BTOパソコンメーカーにはRadeon搭載のパソコンはほとんどありません。
Radeonはそもそも選択肢が少ないく「選べない」という事情もあるので、ゲーミングパソコンを買うならGeForceシリーズということになります。
もう少し詳しく説明すると、ほとんどのゲームがDirectXで動作しており、GeForceシリーズはそれをサポートしています。つまりゲームをやるならGeForceが最適という訳です。実際にベンチマークソフトを走らせたりしてみると安定した結果を見せてくれるので安心感があります。
一方のRadeonはOpenGLをサポートしており、クリエイター向けソフトに強いのが特徴です。他にもアニメなどを疑似的に24fps⇒60fpsに変換して再生する機能があります。滑らかな映像表現で楽しみたい方はRadeonを選択するという手もあります。ベンチソフトの結果は、ソフトによって左右するところもあり型番などから推測して狙うのはやや難しい印象。
とは言え、基本的なことはどちらのメーカーでも問題なくこなせます。選ぶ際には目的に合わせるのが良いかと思いますが、新しく買うならほとんどがGeForceになるかと思います。
60Hzより上を求めるか
ゲームを快適に動作させる1つの基準としてフレームレートがあります。このフレームレートが「60fps」に達していれば快適だと言われています。高いフレームレートを出そうとすると、より高性能なグラフィックボードが必要になります。
もう1つ大事になるのが、使っている液晶のリフレッシュレートです。よく似ている言葉なので混乱しそうですが、1秒間に何回描画するかを表しています。高性能な液晶になれば144Hzとか240Hzになり、より速い動きを滑らかに表示することが可能です。
グラフィックボードを搭載してベンチマークをとった結果、仮に100fps出ていたとしましょう。ところが液晶が60Hzにしか対応していなかったら、100fpsを出す意味はありませんしオーバースペックです。逆に144Hzに対応しているモニターなのに、60fpsしか出ていなかったら、性能不足で楽しめません。
ご自身の環境と、どれだけゲームをサクサク動かしたいかによってグラボを選ぶ必要があるということです。性能が高すぎても低すぎても無駄になるので、グラフィックボード選びは慎重にしたいところです。
一方でこの数字にあまり頓着しないという人もいます。「とりあえずゲームが動けばいいよ」という人は推奨スペックの確認だけで事足りるかもしれません。
グラフィックボードと解像度の関係
解像度に対応したグラフィックボードを選びたいという人もいるかと思います。あくまで参考程度ではありますが、早見表を作成しましたので参考にしてください。
解像度 | 高設定 | 中設定 | 低設定 |
4K (3840×2160) |
RTX2080Ti~RTX2080 | RTX2070~RTX2060 | RTX2060 |
WQHD (2560x1440) |
RTX2060以上 | GTX1660Ti~GTX1660 | GTX1060 |
フルHD (1920×1080) |
GTX1660以上 | GTX1650 | GTX1050Ti |
フルHDでゲームを遊ぼうと思うと、最低でもGeForce GTX1050TiやGeForce GTX1650あたりが必要になります。実際ライトゲーマー層には、エントリークラスは人気があります。4Kを視野に入れるなら最低でもGeForce RTX2060が欲しいですね。
扱うデータによっては、より高性能なグラフィックボードが必要になる場合もあります。型番の目安がついたら、目的に合わせて確認作業は行うようにしてください。
グラフィックボードの性能比較
グラフィックボードにはたくさんの種類があります。そして同じ型番でもメモリ容量のちがうものがあったりします。
例えばGeForce GTX1060には3GBのものと6GBのものがあります。またRadeon RX570には4GB版と8GB版があります。ベンチマークで計測すると差として現れるのですが、体感としてはそこまで大きな差が出にくいです。
予算に余裕がある場合や、少しでも性能を求めたいならメモリ容量の大きなものを選べばよいと思います。
メモ
PassMark社のVideocard Benchmarksのスコアをご紹介します。
性能を約束するものではありませんが、ゲーミングPC選びの参考に役立ててください。
デスクトップ用グラフィックボードのスコア
グラフィック | スコア | リンク |
GeForce RTX2080Ti(11GB) | 16761 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2080 SUPER(8GB) | 16110 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2080(8GB) | 15533 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2070 SUPER(8GB) | 14694 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2070(8GB) | 14126 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2060 SUPER(6GB) | 13699 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2060(6GB) | 12901 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1080Ti (11GB) | 14248 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1080 (8GB) | 12461 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1070Ti (8GB) | 12341 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1070 (8GB) | 11368 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1660Ti (6GB) | 11566 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1660(6GB) | 10771 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1060 (6GB) | 9096 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1060 (3GB) | 8993 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1650 (4GB) | 7880 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1050Ti (4GB) | 6040 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1050 (2GB) | 4744 | >詳しくはコチラ |
モバイル用グラフィックボードのスコア
グラフィック | スコア | リンク |
GeForce RTX2080 Max-Q(8GB) |
12710 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2070(8GB) | 11011 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2070 Max-Q(8GB) | 11337 | >詳しくはコチラ |
GeForce RTX2060(6GB) | 10796 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1080 Max-Q(8GB) | 10231 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1070 (8GB) | 9357 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1070 Max-Q(8GB) | 9499 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1660Ti (6GB) | 10102 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1660Ti Max-Q(6GB) | 8759 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1060 (6GB) | 7739 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1060 Max-Q (6GB) | 7862 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1650 (4GB) | 7140 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1650 Max-Q(4GB) | 4972 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1050Ti (4GB) | 5956 | >詳しくはコチラ |
GeForce GTX1050 (2GB) | 4464 | >詳しくはコチラ |
GeForce MX250(2GB) | 2535 | >詳しくはコチラ |
GeForce MX150(2GB) | 2164 | >詳しくはコチラ |
Intel UHD Graphics 620 | 1070 |
おすすめのグラフィックボード
コスパ重視ならGeForce RTX2060やGeForce GTX1660Tiがおすすめ
ゲーミングパソコンでは「GeForce RTX2060」や「GeForce GTX1660Ti」などのミドルクラスのグラフィックボードを搭載したものが人気です。そこそこ安くて性能も良いですし、ほとんどのゲームで60fpsあたりは叩きだせます。
それもあってか、このクラスはパソコンメーカーでもラインナップが豊富。別の言い方をすると競争が激しいので、うまく選ぶことで思いがけない出会いがあるかもしれません。
圧倒的処理能力をもった第三世代Ryzen搭載モデル!
ド定番と言えるほどのパーツ構成で安心感が漂う。
価格重視ならGeForce GTX1650がおすすめ
意外と無視できないのがGeForce GTX1650あたりのエントリークラスを搭載したゲーミングパソコンです。
60fpsにはちょっと届かないけど、そこまでプレイに支障は出ない。その代わり抜群に安いというのが特徴です。
ゲーミングパソコンとしては積極的におすすめしにくい面もありますが、中には10万円を切るようなモデルもあります。予算が最重要でどうしても厳しいとか、とりあえずゲームができたら良いというユーザーには候補になります。
後々カスタマイズすることを前提に購入してみるのも手です。
税別8万円台から買えるデスクトップPC!メモリにもストレージにも余裕があるのがポイント高し。
なんとか税別10万円以下に抑えたい。ノートパソコンから選びたいという人はGCR1650Fがおすすめ!
性能重視ならGeForce RTX2070SUPER
画質や解像度、フレームレートにもこだわりたいならGeForce RTX2070 SUPERがおすすめです。
RTX2070から約半年という短いスパンで登場したのに性能は着実に進化している、旬のグラフィックボードです。かけた費用に見合う結果が得られるという意味で、コスパが良くゲーマーに人気があります。
もし予算はそこそこあるけどグラフィックボード選びに答えが出ないという人は、RTX2070クラスを選んでおけば後悔はしないはずです。
ドスパラで人気No1の大人気ゲーミングパソコン。ライバルに後れをとりたくなければコレ!
この構成で税別15万円を切っているのはすごい!台数限定品のチェックは欠かせない。
勝ちにいくならGeForce RTX2080!
ミドルクラスやミドルハイに相当するグラフィックボードも、最新のゲームではちょっと頼りないケースが出てきています。そのようなシーンでは「RTX2080」クラスの超高性能なグラフィックボードが活躍します。
重量級の最新ゲームをヌルヌル遊びたいという人や、FPSで勝ちを狙っているような人は、少しでもよい条件でプレイしたほうが結果につながります。
最近のゲームはどんどん重たくなってきてますので、後々何年も使っていきたいならRTX2080クラスを選んでおけば安心です。
物理コアがついに2桁台に突入!暴力的なまでのパフォーマンスをあなたに。。
おすすめのパソコン
ドスパラ GALLERIA(ガレリア)
総合評価:(5.0)
性能:
価格:
納期:
保証:
ゲーミングパソコンを探しているなら、一番最初にチェックして欲しいのがGALLERIAだ。2018年度の「価格.com Award」においてはタイトルを総なめするなど実績も十分。
最新パーツも積極的に取り入れており、無料アップグレードなどのキャンペーンも頻繁に開催している。最短で即日発送のスピード納期や、分割払いにも対応してくれるのが地味にうれしい。
マウスコンピューター G-Tune
総合評価:(4.5)
性能:
価格:
納期:
保証:
マウスコンピューターも、BTOパソコンメーカーとしてはトップクラスの人気を誇ります。特にゲーミングモデルのG-Tuneは、ゲーマーから注目視されています。
ミニタワー、マイクロタワー、ミドルタワー、フルタワーと、ラインナップが豊富で、パーツ構成選択の自由度が高いのが特徴です。比較的安いモデルから、高価なモデルまであるので好みの1台に出会える確率は高いです。
フロンティア
総合評価:(4.0)
性能:
価格:
納期:
保証:
フロンティアはあまり知られていませんが、ヤマダ電機系列のBTOメーカーです。
台数限定や、時期に合わせてセールが開催されており、最安級のパソコンを見つけることができます。あまりの安さに「本当に利益出てるの?」と心配になるくらいです(笑)
性能はしっかりしており、パーツのキモとなる電源の品質にもこだわっています。タイミング次第ではありますが、セールを利用して安くパソコンをゲットしたいのであればチェックはしたいメーカーです。
パソコン工房 LEVEL
総合評価:(4.0)
性能:
価格:
納期:
保証:
パソコン工房のゲーミングブランドが「LEVEL」です。プロゲーマーとの推奨モデルもあり、ゲーミングにも力を入れていることが伝わってきます。
パソコン工房の良いところは、パソコンだけでなくパーツも扱っているところです。しかもラインナップが豊富なので、たいていのパーツは手に入ります。
スペックに物足りなくなった時にパーツだけ購入してカスタマイズができます。筆者も何度もお世話になっているショップさんです。中古も扱っているので、安くパーツを仕入れたい時なんかにも便利です。
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